オンラインスポーツベッティングのはじめ方

IR法案など日本でもカジノ談義が盛り上がる中、もうひとつ盛り上がっているのが「スポーツベッティング」です。
スポーツ観戦の興奮とギャンブルの興奮がミックスされたアグレッシブさが大きな魅力ですが、海外のブックメーカーを介することで不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、実際には心配することはほとんどありません。

この記事では、オンラインスポーツベッティングをはじめるために必要な基本的なことを紹介します。
ブックメーカー選びからベット(賭ける)、出金までを流れに沿って紹介しているので、これからオンラインスポーツベッティングをはじめようと思っているのであれば、ぜひ最後までご覧ください。

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オンラインスポーツベッティングとは?

スポーツベッティング(Sports Betting)は、スポーツの試合における点差、勝敗、個人の得点や優勝チームなどを予想して当てるギャンブルです。
野球やサッカーなどのメジャースポーツに限らず世界中のスポーツはほぼすべてが対象になるほか、政治や天気までもが賭けの対象になります。
スポーツベッティングは欧米を中心に世界中で人気があり、とくにイギリスは1961年からと長い歴史がある先進国のひとつ。
また、2018年以降はアメリカでも規制緩和の動きが進み、イギリス同様にスポーツベッティングが盛り上がっています。

オンラインスポーツベッティングとは、インターネットを使ってオンライン上で行うスポーツベッティングのことです。
インターネット環境さえ整っていれば誰でも簡単にベット(賭ける)でき、世界中どこからでもスポーツベッティングに参加できます。

オンラインスポーツベッティングの流れ

オンラインスポーツベッティングの大まかな流れは以下のとおり。

1. ブックメーカーを選ぶ
2. 入金する
3. 賭けるスポーツを決める
4. 賭け方を決める
5. 結果を待つ

ブックメーカーとは、オンラインスポーツベッティングサービスを提供している企業などを指します。
法律やルールに沿った公平なサービスを提供している
では、それぞれを詳しく見てみましょう。

ブックメーカーを選ぶ

オンラインスポーツベッティングのブックメーカーは、さまざまな特徴を持ったものが複数あります。
日本で競馬の馬券をインターネットで購入する場合に、JRA公式サイトのほか楽天競馬やオッズパークなど複数のサービスから好きなものを選べるのと同じです。
日本の例ではそれぞれのサービスは使い勝手の違いがある程度で、それほど大きな違いはありません。
何かしらの特徴を理由に好きなサービスを選べばよいだけですが、ブックメーカーの場合は違います。
それぞれ違いがあるため、どのブックメーカーを選ぶのかが大切です。

– 安全性や信頼性
– 使いやすさ
– オッズ
– 賭けられるスポーツの種類
– 賭け方の種類
– イベントやボーナスなど

ブックメーカーは海外のサービスなので、安全性や信頼性を気にする人はたくさんいます。
もちろん安全性は大切なことですが、それ以外にも気にしなければいけないポイントがあるので覚えておきましょう。

ライセンス取得済みのブックメーカーを選ぶ

ブックメーカーは、それぞれの国の法律や国際的なルール/慣習などに則ってスポーツベッティングの機会を提供する合法的な存在です。
極端にマイナーなものではなく、ある程度の知名度があるブックメーカーならば、とくに安全性や信頼性を心配する必要はありませんが、最低限以下のポイントはチェックしておきましょう。

– ライセンスを取得しているか
– どこのライセンスを取得しているか

ブックメーカーのライセンスとは、要するに各国の法律に則ったサービスを提供していることの証明証です。
ライセンスを取得せずにブックメーカーとしてサービスを提供した場合は処罰の対象になるため、安全性の上では実質的な必須項目。
代表的なライセンスには、次のようなものがあります。

– マルタ共和国/MGA(Malta Gaming Authority)
– イギリス/GCライセンス
– キュラソー島
– ジブラルタル

ブックメーカーのライセンスは上記以外にもありますが、これらはとくに高い安全性や信頼性を担保できるハイランクのライセンスです。
安全にオンラインスポーツベッティングを楽しむためには、必ず上記のライセンスを取得しているかどうかチェックしましょう。
ちなみに、ライセンス取得条件には次のようなものがあります。

– 企業としての資金余力が10億円以上ある
– 毎月1回専門機関によるペイアウト率の調査を経て結果を公表している
– 毎月会計監査を受けている
– 本人確認などを行い18歳以下のユーザーを登録させていない
– 退会希望者が簡単に退会できる
– ギャンブル依存症への対策ができている

また、ブックメーカーによってはオッズや賭けられるスポーツの種類などの違いがあるため、それらも合わせてブックメーカーを選ぶことが必要です。
違いについては後述しますが、違いを考慮して複数のブックメーカーを使い分けるのがオンラインスポーツベッティングの基本的な手法といえます。

入金する

ブックメーカーを決めたら、ベット(賭ける)するための資金をブックメーカーへ入金します。
以下は入金方法の一例です。

– 銀行振込
– クレジットカード/デビットカード
– ecoPlayz(エコペイズ)
– STICPAY(スティックペイ)
– MuchBetter(マッチベター)
– 仮想通貨

主にクレジットカードを使って入金する機会が多いものの、日本の金融機関はオンラインスポーツベッティングを含む海外ギャンブルサイトでの利用を規制しているところが多いため注意してください。
ブックメーカーによって入金に成功しやすい、失敗しやすいと違いがあるものの入金できない可能性があるため、スムーズに入金できるよう、あらかじめ電子決済サービスへ登録しておくのがおすすめです。

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ecoPayz(エコペイズ)

日本を含む世界159か国でサービスを展開している電子決済サービス。
45もの通貨を扱っていて、日本円にも対応しています。
個人はもちろん企業取引でも用いられるなど、高い信頼性が特徴です。

– 銀行振込
– 仮想通貨(ビットコイン)

 

仮想通貨

ビットコインを中心に仮想通貨を使った入金に対応したブックメーカーもたくさんあります。
仮想通貨での入金はあらかじめ取引口座を開設する必要がありますが、日本でもメジャーな取引業者で利用できるので安心感が高い方法です。

– GMOコイン
– ビットフライヤー

仮想通貨は、ブックメーカーとの取引手数料が安いのも魅力。

## 賭けるスポーツを選ぶ

すでに紹介しているとおり、オンラインスポーツベッティングの対象競技はほぼすべてのスポーツ。
野球、サッカーやバスケットボールなど日本でメジャーなスポーツに賭けるのもよし、あえてマイナーなスポーツにかけてギャンブル性を上げるのもよし。
オンラインスポーツベッティングの楽しみ方はさまざまです。

ここでは、オンラインスポーツベッティングの対象競技をいくつか紹介します。
スポーツ以外にも賭けられる対象があるため、覚えておくとよいでしょう。

オンラインベッティングで賭けられるスポーツ

野球、サッカー、バスケットボール、テニス、バレーボール、ラグビー、アメリカンフットボール、ゴルフ、ボクシング、アイスホッケー、クリケット、相撲、陸上、水泳、モータースポーツ、マリンスポーツ、eスポーツなど

海外に比べてスポーツベッティングが根付いていない日本ですが、プロ野球、Jリーグや相撲など日本のスポーツがすでに賭けの対象になっています。
オンラインスポーツベッティングは主に海外のサービスですが、海外スポーツの知識がなくとも日本のスポーツ知識だけでも楽しめるので心配はいりません。
もちろん多くの情報を知っているほど予想がしやすくなったり、的中率が上がったりする可能性はあるでしょう。
ただ、オンラインスポーツベッティングをはじめるために必要な知識はそれほど多くないため、あまり構えなくても大丈夫です。

スポーツ以外の対象

政治、天気、選挙、ゴシップ、メディア企画、経済、アカデミー賞、ノーベル賞、ミスコンなど

オンラインスポーツベッティングのおもしろいところは、スポーツ以外も賭けの対象になるところです。

– 選挙で当選するのは誰?
– アカデミー賞やノーベル賞を受賞するのは誰?
– 著名人のSNSフォローワー数がいつまでにどのくらい増える?
– ある都市のクリスマスに雪が降る?
– UFOはいる?

など、賭けの対象は多種多様。
スポーツ以上に専門性の高い知識が求められたり、知識も経験も関係ない純粋な運勝負勝負だったり、幅広い選択肢があります。

賭ける(ベット)

ブックメーカーや賭ける対象が決まったら、いよいよベット。
ベットとは「賭けること/賭け/賭け金」などの意味を持つ言葉で、ブックメーカーに限らずギャンブルの世界ではよく使うのでぜひ覚えておきましょう。
ベットに際し、次の2つを決めます。

– ベットの種類
– オッズ

次の項で紹介しますが、オンラインスポーツベッティングのベットにはさまざまな種類があり、目的や状況に応じて適切なベット方法を選択することも大切なポイントです。
また、オッズの仕組みについてもしっかりと把握しておきましょう。
オッズの仕組みは日本の公営ギャンブルなどとは大きく異なるため、チャンスを逃したり必要以上にリスクを負うことになったりする可能性もあります。

ベットの種類

ベットには以下のような種類があります。
わかりやすいようカッコ内に競馬の場合を補足しているので、わからない場合は併せて確認してみましょう。

– シングルベット(単勝)
– マルチベット(単勝を複数)
– アキュムレーター
– ダブルベット(馬連)
– トレブル(3連複)
– イーチウェイ(応援馬券)

シングルベットは任意の1つに対してベットする方法です。
たとえばA対Bの試合でAが勝つと予想した場合に「Aが勝つ」とベットして的中すれば配当を得られます。
マルチベットはシングルベットを複数行う方法で、A対BとC対Dの2試合でそれぞれAとCが勝つと予想した場合に「Aが勝つ」「Cが勝つ」と2つベットします。

アキュムレーターとは、複数のベットがすべて的中した場合に配当を得られる方法です。
アキュムレーターのうち2つのベットの組み合わせはダブルベット、3つの組み合わせはトレブルと呼びます。
アキュムレーターはすべてのベットが的中しなければ配当を得られませんが、ブックメーカーによっては「ACCA Insurance」という保証制度を設けている場合があります。
保証制度は、予想が1つだけ外れた場合にボーナスを受け取れる仕組みです。

また、ベットの有効/無効は以下の条件で変動します。

– アクション(ベットが有効、成立した状態/別名スタンド)
– オールイン・ベット(ベットが不成立になった場合は負け)

通常は試合が中止になったりベットした選手が欠場したりして賭けが成立しなかった場合、ベットが不成立となり賭け金は返還されます。
しかし、オールイン・ベットの場合は不成立になってもベットが返還されません。
この違いは必ず覚えておきましょう。

ライブベット

オンラインスポーツベッティングのベットは、賭けが成立する直前までというのが基本です。
ブックメーカーでオッズが掲載されてから試合開始直前までにベットし、試合中は結果を見守るだけでした。
しかし、現在はライブストリーミング配信を行うブックメーカーが増えたことにより、試合中のさまざまな状況を見ながらベットできるようになっています。
当然的中しやすくなるため配当倍率は低くなりますが的中率を上げやすく、リアルタイムでオッズが急変動する可能性もあるなどおもしろい仕組みです。

オッズについて

オッズとは、ベットが的中した際に返ってくる配当の割合です。
たとえば「Aが勝つ」に1,000円ベットして的中した場合に1,000円返ってくる場合のオッズは1.0倍、1,500円なら1.5倍、2,000円なら2.0倍となります。

オンラインスポーツベッティングに限らず、ギャンブルでは「的中する可能性が高いほどオッズは低い」のが普通。
競馬でいえば、1番人気(勝ちやすいと思われている)の馬に賭けて的中した場合のオッズは2倍なのに、18番人気(最も勝ちそうにない)の馬に賭けた場合のオッズは100倍になるという具合です。
100倍で当たれば100円が10,000円になりますが、2倍なら200円にしかなりません。
どうせなら高いオッズにベットしたくなるところですが、当たらなければベットしたお金は1円も返ってこないのが悩ましいところです。
オンラインスポーツベッティングのオッズの構造も基本的にはこれと同じく、当たりやすいものほど低く、当たりにくいものほど高く設定されます。

オンラインスポーツベッティングをはじめるにあたり、絶対に覚えておくべきオッズの特徴が「ベットした時点のオッズが絶対」ということ。
詳しくは次の項でご覧ください。

払い戻し(ペイアウトの仕組み)について

オンラインスポーツベッティングをはじめるにあたって必須ではありませんが、理解を深めるために払い戻しの仕組みについても簡単に紹介しておきます。

ギャンブルには主催者(胴元)がいて、基本的には胴元が損をしないような仕組みになっているからこそ成立しています。
たとえば競馬などの公営ギャンブルは、賭けられた総額から胴元が一定の割合を差し引いたあとにオッズが決まるため胴元は絶対に損をしません。
このような仕組みは「パリミュチュエル方式(トータリゼータ方式)」といい、ほかにも次のような仕組みがあります。

– パリミュチュエル方式
– プールベッティング方式
– フィックスド・オッズ

「プールベッティング方式」は、たとえば宝くじやジャックポットのような仕組みです。
売上の総額の一部配当金になるような仕組みなので、やはり胴元は損をしません。
一方でブックメーカーは「フィックスド・オッズ方式(固定オッズ方式)」。
オッズはブックメーカー自身が独自に設定し状況に応じてオッズを変動させますが、ベットされたオッズは変動しません。
仮に1,000倍でベットした場合、最終的なオッズが2倍になっていたとしても配当は1,000倍でもらえるのがフィックスド・オッズ方式の特徴です。
情報量で勝るブックメーカーは最終的に損をしないようオッズを調整するものの、結果によっては損をすることがある点がほかの方式と違います。
ちなみに、日本でできるギャンブルとブックメーカーのペイアウト率は以下のようにいわれています。

– 宝くじ(45.7%)
– 公営ギャンブル(75.1~75.0%)
– サッカーくじ(49.6%)
– パチンコ/パチスロ(90~95%)
– ブックメーカー(90~98%)
参照元:https://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf

結果を待つ

ベットが成立(アクション/スタンド)となったら、あとは結果を待つだけです。
的中すれば配当を得られ、外れると賭け金は没収されます。
配当金は出金して現金化するほかに、次のベットで利用することも可能です。

出金方法

オンラインスポーツベッティングで勝ったお金を出金する際は、主に銀行振込(送金)か電子決済サービスを利用します。
入金時に利用した方法をそのまま使えばよいだけの状況も多いですが、場合によっては改めてサービスを契約する必要があるのでチェックしておきましょう。
出金時に利用できる方法には次のようなものがあります。

– ecoPayz(エコペイズ)
– MuchBetter(マッチベター)
– 仮想通貨(ビットコインなど)
– iWallet(アイウォレット)
– VenusPoint(ヴィーナスポイント)

入金でも出金でも利用できる「ecoPayz」はアカウントを作っておくと便利です。

また、ブックメーカーによって最低/最高出金額が決まっています。
10ドル程度から出金できるところもあれば、25ドルからしか出金できないところもあるので注意。
出金するためには本人確認が必須だったり、ボーナスを利用している場合に出金条件が変動したりすることもあるので、あらかじめ条件は確認しておきましょう。
海外宛てに身分証明証を提出するのはいささか不安を感じる人もいるでしょうが、これには不正利用防止や犯罪抑制などの目的があり、とても大切なことです。
多くのブックメーカーでは本人確認書類をアップロードするだけで済むので、手間はほとんどかかりません。
本人確認が完了すると出金ができるようになるほか、ブックメーカーのさまざまな機能が開放されるなどのメリットもあります。

トラブルは本人のミスが原因の場合も多い

先述したような出金トラブルなどは比較的よく起こりるものの、実は利用者側に問題がある場合も少なくありません。
オンラインスポーツベッティングをはじめるにあたっていろいろと調べるでしょうが、そこで「出金できない」などのトラブルを見つけると不安になってしまうでしょう。
ただ、大手のブックメーカーであれば基本的に出金できないということはないので心配はいりません。
多くの場合は出金条件を満たしていないだけで、本人確認だったり必要額だったりを再確認すれば自分の認識違いだったと気づけるでしょう。
英語に自信がないなら日本語対応のブックメーカーがおすすめです。